臨床経験が少ない場合の注意事項

職場選び

今後も看護師として長く活躍していきたいと考えているなら、病院や病棟で働くことをおすすめします。しかし、急性期病棟などの特殊な診療科は専門性が求められるので、臨床経験が少ない看護師が働くのは難しいでしょう。比較的負担の少ない職場を選び、徐々に看護師としてのスキルを磨いていくことが大切です。

看護師の配置人数

病院以外の職場を考えているなら、看護師の配置人数が重要になります。例えば、規模の小さい介護施設の場合は看護師が1名体制であることも少なくありません。臨床経験が少ない看護師が、ワンフロアを1名で対応するのは難しいでしょう。そのため、応募前に必ず看護師の配置人数を確認しておいてください。看護師が1名体制の職場だと、自分以外同じ現場に看護師がいないことになるので、医療分野に関する処置や判断はすべて自らの責任で行うことになります。

事前に伝えておく

必ず面接時には臨床経験が少ないことを伝えておきましょう。臨床経験が少ないことを隠して転職した場合、後々トラブルになる可能性が高いです。医療行為が必要な職場で働く場合は、事前にできることとできないことを説明しておいてください。また、入職後も同僚には臨床経験が少ないことを伝えておきましょう。採用担当者や管理者だけが知っている状態は危険です。職場でのトラブルを防ぐためにも事前の説明は必須です。

積極的に学ぶ姿勢が求められる

未経験歓迎の求人であっても、採用側はできれば経験者を採用したいと思っています。他の応募者が経験者だった場合、こちらにとっては大きなハンデを抱えた状態での転職活動になるので、面接時は積極的に学んでいく姿勢があることをアピールしましょう。積極的に学び職場に貢献したいという意思を示し、競争を勝ち抜いてください。

つらいこともあるかもしれない

臨床経験が少ない場合、同僚や先輩から仕事を教えてもらいながら働くことになります。自分より若い看護師から指導を受ける機会もあるかもしれません。厳しい言葉をかけられ、つらい気持ちになることもあるでしょう。そういった可能性があることを事前に知っておき、最大限の準備をしておきましょう。

まとめ

以上が、臨床経験が少ない看護師が働く際の注意事項です。経験豊富な看護師に比べて不利な点があるのは仕方がないことです。大切なのは、それを理解した上でどれだけ準備をできるかでしょう。大変なこともあるかと思いますが、前向きに取り組む姿勢が求められます。